【2020年最新版】投資型クラウドファンディングのカオスマップを公開

2019年も多くの投資型クラウドファンディング事業者の参入がありました。

一方でTATERU FUNDINGが2020年1月31日でのサービス提供を終了する旨を発表したり、エメラダ・エクイティがユニバーサルバンク株式会社に事業譲渡されたりしました(エメラダ・エクイティはAngelbank Convertible Equityという新たな名称でサービス提供が行われる予定と発表)。

今回は新たにスタートしたサービスと、サービス提供が終了したサービスを踏まえて、現在提供されているサービスを網羅的に把握出来るように2020年版投資型クラウドファンディングカオスマップを作成しました。

分類としては、貸付型、不特型、株式型、ファンド型に分けて、それぞれ載せています。

業界全体を俯瞰して見るために利用するのは勿論のこと、クラウドファンディングのサービスの比較としても使えるように、以下、解説とそれぞれのサービスの紹介文及びサービスページへのリンクを記載していっております。

クラウドファンディングサービスで数ある中からどのサービスを使おうか悩んでいる方がいらっしゃいましたら併せてご参考にしてみて下さい。

2020年最新版 <投資型クラウドファンディングカオスマップ>

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1. 貸付型

貸付型は金融商品取引法に基づいて、まずプラットフォームを行っている会社やその子会社が行った貸付の利息や元本に関する分配を受ける権利に対する出資を募集する形態のものです。ソーシャルレンディングと言われることもあります。貸付の行為と出資の募集の行為の2つをセットで行うため、貸金業者としての側面も持っています。

最大のメリットは、貸付なので、担保を設定することが出来、特に不動産事業に対する貸付のファンドの多くは不動産に対して担保設定しています。

ただ、担保の価値算定は勿論のこと、抵当権の順位についてはよく注意して確認することが重要です。

1-1. OwnersBook(オーナーズブック)

OwnersBookは東証マザーズに上場しているロードスターキャピタル株式会社によって運営されている不動産特化型の貸付型クラウドファンディングサービスです。

不動産・金融・ITのプロが集まっており、これまで一部の投資家向けにして提供されていなかった不動産投資案件を小口化して一般投資家に提供することを目指しています。

【OwnersBook】に関する解説記事はこちら

【OwnersBook】のサイトはこちら OwnersBook

1-2. CROWD CREDIT(クラウドクレジット)

クラウドクレジットは海外向け案件に特化した貸付型クラウドファンディングサービスです。

新興国向けの案件が多く、投資を通じて現地の経済にも貢献出来るのが大きなメリットの一つといえるでしょう。

海外向けの案件のため、為替リスクがあったり、一定の貸し倒れリスクもありますが、為替リスクをヘッジした商品の提供も行われており、また貸し倒れリスクについては情報の開示にも非常に積極的ですので、よく運用実績を見て投資することも出来ます。

【クラウドクレジット】の解説記事はこちら

【クラウドクレジット】のサイトはこちら

1-3. CROWD Bank(クラウドバンク)

クラウドバンクは800億円近い募集総額に対して融資元本回収率が100%、実績平均利回りが6.99%という、投資商品としては極めて優秀な運用実績を誇っているサービスです。

日本クラウド証券によって運営されており、組成案件は太陽光などの設備投資系から、そのほか中小企業向けの融資案件、海外不動産案件など幅広いので投資家サイドで気に入った案件を選んで投資出来るのも魅力の一つです。

【クラウドバンク】に関する解説記事はこちら

【クラウドバンク】のサイトはこちら クラウドバンク

1-4. NEXT SHIFT FUND(ネクストシフトファンド)

ネクストシフトファンドは社会インパクト投資特化型のソーシャルレンディングサービスです。

鳥取企業という特徴もあります。

投資案件は主にカンボジアやジョージアの事業者向けの貸付案件となり、投資を通じて現地経済の発展に貢献出来るということで、今後の組成案件にも注目です。

【ネクストシフトファンド】のサイトはこちら

1-5. funds(ファンズ)

fundsは貸付先を上場企業に絞っており、安定性を非常に重視した貸付型クラウドファンディングになります。

その分、投資利回りは1%台のものもあり、低めですが、安定感を考えると十分な利回りともいえ、毎回募集は人気ですぐに埋まっています。最近は大阪王将ファンドなど、優待付きの案件募集も行われています。

【funds】に関する解説記事はこちら

【funds】のサイトはこちら

1-6. SBI ソーシャルレンディング

SBIソーシャルレンディングは金融大手のSBIグループが手掛けるソーシャルレンディングで、老舗としての安定感もあります。

太陽光や不動産向けの手堅い案件が多いため、安心感を持って運用したい場合は非常におすすめです。

【SBIソーシャルレンディング】のサイトはこちら

1-7. bitREALTY(ビットリアルティ)

ビットリアルティは、ケネディクス株式会社と株式会社野村総合研究所という、不動産と金融・ITのトップレベルの2社で立ち上げられた不動産特化型のソーシャルレンディングサービスです。

投資利回りは2%台辺りで高めの設定ではないですが、六本木の商業ビルを始めとした安定感の高い物件の案件が提供されており、安定感・信頼感が魅力的なサービスです。

【ビットリアルティ】のサイトはこちら

1-8. J.LENDING(ジェイ・レンディング)

J.LENDINGはJASDAQで上場しているJALCO(ジャルコ)グループによって運営されている貸付型クラウドファンディングサービスです。

1口50万円からの投資ですが、ジャルコ社は金融事業を元々手掛けている業者で、会社としても安定した業績であり、その組成案件も人気です。

【J.LENDING】のサイトはこちら

1-9. LENDEX(レンデックス)

レンデックスは東急リバブル社と提携し、貸付への担保となる不動産物件の査定をしてもらい、自社の査定と合わせて、低い方の査定額を基準にして基準額の80%を上限にファンドをする方針としています。

主にマンションを投資対象としているサービスです。

【LENDEX】のサイトはこちら

1-10. SAMURAI FUND(サムライファンド)

SAMURAI FUNDはJASDAQに上場しているSAMURAI&J PARTNERSの子会社のSAMURAI証券によって運営されています。

不動産担保付きの貸付案件に限らず、海外事業者向けであったり、日本保証社からの保証付きファンドなど、新しいタイプの案件の提供も積極的に行っております。

2020年1月からサービスのリブランディングも行っており、今後の期待値が非常に高いサービスです。

【SAMURAI FUND】の解説記事はこちら

オルタナバンク(旧SAMURAI FUND)はこちら

1-11. maneo(マネオ)

maneoは日本初のソーシャルレンディングサービスであり、また投資型クラウドファンディングのサービスとしても日本初となります。

maneoについては現在、複数の案件で遅延が発生しており、その中で新規案件の募集は行っていない状態です。

今後の方針としては、ガバナンスの強化や遅延案件の回収作業と並行して、SAMURAI証券との協業を軸に広告連携、投資商品、組成協力、プラットフォーム・インフラの共用・再構築といったことを行っていくと発表しており、 SAMURAI FUNDに貢献していく形での動き方になるのかと思います。

【maneo】のサイトはこちら

1-12. CAMPFIRE Owners(キャンプファイヤーオーナーズ)

CAMPFIRE Ownersは日本最大規模の購入型クラウドファンディングサービスであるCAMPFIREを運営する株式会社CAMPFIREの子会社である株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITALによって運営されています。

CAMPFIRE Ownersの特徴は、資金調達したい事業者に、 応援したい投資家たちのお金を届けるということで、投資による利回りは当然ありつつも、購入型のCAMPFIREと同様に、プロジェクトを応援したいという投資家の想いを大事にしている点です。

CAMPFIRE Ownersを始めた背景やそのサービスに込めた想いについて、過去に行ったインタビュー記事がございますので是非ご参考にしてみて下さい。

【CAMPFIRE Owners】に関するインタビュー記事はこちら

【CAMPFIRE Owners】のサイトはこちら

1-13. Pocket Funding(ポケットファンディング)

ポケットファンディングは沖縄発のクラウドファンディングということで、基本的に投資対象が沖縄の案件となっているのが特徴です。

一部不動産担保のついた形で事業用資金としての貸出が対象となっています。

特に沖縄に貢献したいという意向があればポケットファンディングはとても魅力的だと思います。

【Pocket Funding】のサイトはこちら

1-14. Bankers(バンカーズ)

バンカーズは貸付型クラウドファンディングで、貸付先を厳選してリスクを抑えられています。貸付先の属性も幅広いので貸付型クラウドファンディング初心者にお勧めのサービスとなっています。

【バンカーズ】のサイトはこちら

1-15. CAPIMA(キャピマ)

CAPIMAは、アバンダンティアキャピタル株式会社が提供する融資型クラウドファンディングサービスです。アバンダンティアキャピタル社は金融のプロが運営しているサービスで、サービスとしては新発ですが今後の案件提供に期待です。

CAPIMA(キャピマ)

2. 不特型

不特型の最大の特徴は、他の3カテゴリーと異なり、金融商品取引法ではなく、不動産特定共同事業法に基づいたクラウドファンディングである点です。

不動産特定共同事業法は、簡単にいうと、現物の不動産(土地や建物)を、複数人で保有し、不動産の運用収益の分配を受けるスキームとなります。

クラウドファンディングの場合は、主に特定組合員として、不動産の運営には出資者は係わらず、収益の分配だけ受けます。投資対象が不動産なので基本的には収益源は賃料収入か売却益のどちらか若しくは両方となります。

不特型の場合は投資対象が不動産そのものなので、事業運営者の情報も重要ですが、投資対象の不動産の情報が特に重要です。不特型だと投資先の不動産の情報は開示されますので、必ず確認してから投資するようにしましょう。

2-1. FANTAS funding(ファンタスファンディング)

FANTAS fundingは、FANTAS technology株式会社によって運営されています。

FANTAS technology社は不動産投資に関する価格査定サービスのFANTAS checkなどの他に、主に都心部のマンション販売を収入源としている会社です。

特に女性向けへの販売に力を入れています。

FANTAS fundingでも、基本的には都市部のワンルームマンションを中心に案件組成をしております。

都心部のワンルームマンションは入居率が非常に高いので安定した投資運用を考えている方には非常に魅力的なサービスです。

【FANTAS funding】のサイトはこちら

2-2. ASSECLI(アセクリ)

ASSECLIは、株式会社プレミアムバリューバンクによって運営されています。

プレミアムバリューバンク社は不動産の仲介などを中心にプロパティマネジメントなどの事業も手掛けています。

まだサービスの開始から間もないところもあり、運用実績は少ないですが、2020年1月に新宿のマンションの一室を対象とした案件の募集が行われており、今後の案件の増加に期待です。

ASSECLI(アセクリ)

2-3. CREAL(クリアル)

CREALは株式会社ブリッジ・シー・キャピタルによって運営されています。

CREALは現在の不特型のクラウドファンディング業界では最大手となっています。その特徴として運営会社の不動産や金融の専門性が高く、その幅広いサービス領域を活かして、投資先の物件の種類が豊富なのが魅力的です。

マンションのような居住用物件も一室が投資対象のものから一棟物もあり、その他にもホテルや商業施設が投資対象としてあります。

運用利回りが確保出来るようなスキームを組み合わせて案件の募集もされており、その点でも、不特型のクラウドファンディングに投資したい場合は、一先ずCREALに登録しておくというのがおすすめです。

【CREAL】の解説記事はこちら

【CREAL】のサイトはこちら

2-4. i-Bond(アイボンド)

i-Bondは東証のJASDAQに上場している株式会社マリオンによって運営されています。

i-Bondは運用期間が無期限という非常に大きな特徴があり、「お金 第3の置き場」というコンセプトで、年利1.5%という、定期預金よりは高い利回りで、安定性の高い資産運用を行うことを目的としています。運用スキームのイメージとしては小口の私募REITといったところです。

無期限型の投資商標ということもあり、追加出資の旅に新たに物件を追加取得していくスキームとなっております。現在は東京や北海道のマンションを取得して運用しています。画期的な取り組みということもあり、将来が楽しみなサービスとなっております。

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2-5. ハロー!RENOVATION

ハロー!RENOVATIONは空き家や遊休不動産を再生する、まちづくり参加型サービスとして運営されています。

空き家や遊休不動産の再生に特化されており、その空き家も正に地方に近い地域のものを扱っているため、社会問題となっている空き家問題などの解決に貢献出来ます。

投資家向けのイベントの実施にも積極的で、投資した資金を通じて行われたRENOVATION後の物件を皆で見に行くイベントなどが行われています。

空き家問題などに関心がある方は是非投資検討してみて下さい。利回りも高めに設定されているので投資商品としての魅力も十分にあります。

【ハロー!RENOVATION】のサイトはこちら

2-6. RENOSY ASSETクラウドファンディング

RENOSY ASSETクラウドファンディングは、東証マザーズに上場している株式会社GA technologiesによって運営されています。

不動産テック系の会社として不動産業界でテクノロジーの活用をすすめることを目指しています。

都心部でのワンルームマンションの販売が収益の中心です。

毎年数千軒のマンション販売を行っている実績から、クラウドファンディングでの投資対象のマンションの賃料・販売による収益も安定しています。

利回りも高めに設定されておりますので、利回りと安定性を両方重視したい場合はおすすめです。

【RENOSY ASSETクラウドファンディング】のサイトはこちら

【RENOSY ASSET】のマンション投資のサイトはこちら

2-7. Jointo α(ジョイントアルファ)

Jointo αは穴吹興産株式会社によって運営されています。穴吹興産株式会社は東証1部に上場している総合不動産会社です。

案件としてはその幅広い事業もあり、マンションからホテルと、広い領域の物件を対象に商品組成が行われています。

東証1部の会社が運営しているというのはそれだけでも信頼性が高まるということもありますし、今後ますます案件は増えてくると予想されるので、是非登録しておきたいですね。

【Jointo α】のサイトはこちら

Jointoα(ジョイントアルファ)

2-8. COZUCHI

COZUCHIは株式会社TRIADの子会社である株式会社SATASによって運営されています。

TRIAD社では投資用不動産を中心に物件の投資、ファイナンスの業務を行ってきており、その物件投資を小口で一般投資家向けに公開しています。

利回りも高めであり、かつ投資家のリスクを軽減する各種検討やスキームの組成が行われているため、不特型クラウドファンディングの中でも特におすすめなサービスとなります。

COZUCHI

2-9. Good Com Fund(グッドコムファンド)

Good Com Fundは、東京23区に建てられた最寄駅徒歩10分圏内のマンションに1口50万円から小口投資できるサービスとなっています。

Good Com Fundの最大の特徴は任意組合型のクラウドファンディングサービスである点です。

対となる匿名組合型の場合、出資者である人はあくまでもお金を出して、収益が出た時に収益の分配権を受け取る権利があるだけです。有限責任でもあります。イメージとしては、議決権の無い株式といった感じです。

一方で任意組合型では、分割して持分を所有するような形になるので、不動産特定共同事業法の場合、不動産の持ち主になります。例えば1,000万円の物件を対象として、案件が組成され、100万円ずつを10人が出資した場合、10分の1ずつの不動産の所有権をそれぞれ10人が持ちます。不動産の登記簿にも所有者として登記に載ります。

最大のデメリットやリスクとしては、無限責任であるという点で、実際には起こるリスクは少ないですし、保険とかでカバーし得る話ではありますが、任意組合型の場合、不動産のオーナーとなるので、何等かの事情で損害賠償などが発生した場合、出資持分以上の金銭負担が求められる場合があります。一方で最大のメリットは不動産による相続税の軽減などの効果を享受できる点です。

刺さる人には節税効果なども込みで大きな金銭メリットが出てくる商品となっておりますので、相続税や贈与税対策などに使いたいといったニーズのある方や、単純に興味があるという方であっても検討してみる価値のあるサービスとなっています。

【Good Com Fund】のサイトはこちら

2-10. LANDNET Funding(ランドネットファンディング)

LANDNET Fundingは株式会社ランドネットによって運営されています。ランドネット社は東京23区の中古ワンルームマンションを中心に、主に投資用として売買して収益をあげています。

LANDNET Fundingの特徴としては、まず、対象物件は都心部のマンションの一室となっています。都心部のマンションは入居率が高いので運用が安定します。

そして利回りを8%という高い割合に設定していることが大きなメリットです。中長期的な目線で考えると将来的には引き下げがあったりするかもしれませんが、足許では、サービスページで8%の利回りで募集することを記載していますので、堅実に、かつ安定して運用したい方にとっては非常におすすめなサービスです。

【LANDNET Funding】のサイトはこちら

2-11. 大家.com(大家ドットコム)

大家.comはグローベルスが運営している不動産投資型クラウドファンディングです。案件の幅が非常に広く

大家.com

3. 株式型

株式型は、金融商品取引法の中で、第一種少額電子募集取扱業者の資格を得て行います。

株式を発行して資金調達を行いたい、ベンチャー企業を始めとして会社が出資を募れるプラットフォームをWEB上で提供する形でサービスが運営されています。

株式型クラウドファンディングの実施のための許認可やスキームの解説については下記の記事をご参照下さい。

株式型クラウドファンディングの解説記事はこちら

3-1. FUNDINNO(ファンディーノ)

FUNDINNOは株式会社日本クラウドキャピタルによって運営されている日本で最初で、かつ最大の株式型クラウドファンディングプラットフォームです。

老舗かつ最大手ということで、圧倒的に募集件数がFUNDINNOは多いです。ですので株式型クラウドファンディングに興味が出てきたら一先ずFUNDINNOに登録という形で良いのではないかと思います。

【FUNDINNO】の解説記事はこちら

【FUNDINNO】のサイトはこちら

3-2. GoAngel ( ゴ―エンジェル )

GoAngelはDANベンチャーキャピタル株式会社によって運営されています。

このDANベンチャーキャピタル社については、2019年11月に、購入型の最大手クラウドファンディングサービスを手掛けるCAMPFIRE社によってグループ会社化されたことが発表されており、今後はCAMPFIRE社を中心とした巨大なクラウドファンディングプラットフォーム群の一つとしてGoAngelも益々活発化していくのではないかと思います。

【GoAngel】のサイトはこちら

3-3. Unicorn(ユニコーン)

Unicornは、株式会社ユニコーンによって運営されています。

Unicornでは証券会社やベンチャー企業を中心にキャリアを重ねたプロが目利きをした案件に投資できるようにしていっていることが特徴です。

案件の質への想いなどについては過去のインタビュー記事をご参照下さい。

【Unicorn】のインタビュー記事はこちら

【Unicorn】のサイトはこちら

4. ファンド型

ファンド型は、金融商品取引法に基づいて、基本的に匿名組合出資の形で出資の募集を行い、その集められた出資を基に、事業者はプロジェクトを行い、収益を出資者に分配する形となります。

4-1. Crowd Realty(クラウドリアルティ)

Crowd Realtyは、投資対象を不動産に特化した投資型クラウドファンディングのプラットフォームサービスです。

Crowd Realtyの特徴としては、投資先を不動産に限定している一方で、対象となる投資案件の幅は広く、海外不動産向けから京都の宿泊施設、飲食業など、様々な投資案件が募集されています。

投資スキームも複数の形態が投資対象の特性に応じて選択されており、ファンド型に限らず、かつては貸付型を中心に案件の組成が行われていたりもしました。

不動産に興味があり、ファンド型を検討してみたいという方がいましたらCrowd Realtyがおすすめです。

【CrowdRealty】のサイトはこちら

4-2. 宙とぶペンギン

宙とぶペンギンは、株式会社デジサーチアンドアドバタイジング により運営されているファンド型クラウドファンディングサービスとなります。

デジサーチアンドアドバタイジング社はD2Cマーケティングのコンサルティング事業を行っていたり、インキュベーション事業を行っているのもあって、宙とぶペンギンのファンドの対象プロジェクトも、起業の支援やものづくりといった案件が比較的多いのも特徴の一つです。

【宙とぶペンギン】のサイトはこちら

4-3. Sony Bank GATE

Sony Bank GATEはソニー銀行株式会社が運営するファンド型クラウドファンディングサービスです。

大きな特徴の一つとしては、募集要件に、先進性などの要件を設けていることです。

以下はSony Bank GATEのサービスページに記載されている募集要件からの抜粋です。

  • 市場をあらたに創りだす先進性に富む事業であること
  • 世の中のさまざまな課題に対し解決可能な事業
  • 世の中に対し新しいライフスタイルを提案する事業

現在は株式型のクラウドファンディングのように、先進性を重視するクラウドファンディングのサービスも定着してきていますが、Sony Bank GATEは株式型クラウドファンディングのサービスが世の中に出てくる前から、先進的な取り組みをしている企業に対してファンド形式(匿名組合形式)で出資を募る機会を提供しており、非常に進んだ取り組みをしてきました。

投資するにあたってはソニー銀行の口座を開設する必要があって、そこに若干の手間はかかってしまいますが、定期的に魅力的なファンド案件の募集もされておりますので是非サービスの利用も検討してみて下さい。

【Sony Bank GATE】のサイトはこちら

4-4. KAIKA

KAIKAは山口銀行と山口大学、MOT総合研究所(山口大学発のベンチャー企業)が連携して設立した山口ソーシャルファイナンス株式会社によって運営されています。山口ソーシャルファイナンスは山口県を中心に、クラウドファンディングを通じて地域活性化を目的として当初より設立されており、株主は山口銀行やMOT総合研究所の他にも、山口県内の多くの企業が名を連ねています。

サービスとしても、地域活性化がまず大きな目的としてあり、ファンドの対象プロジェクトは、山口県及びその周辺の広島県・福岡県の若者および女性を対象にチャレンジを支援するものとなっています。

特に中国地方や北九州の活性化に寄与したいといった需要がありましたら非常におすすめなサービスです。

【KAIKA】のサイトはこちら

4-5. セキュリテ

セキュリテは、購入型や寄付型のクラウドファンディングを主に行ってきているミュージックセキュリティーズ株式会社によって運営されています。

投資型クラウドファンディングにおいては、地方の名産品の販売のための資金の募集の案件が多く、その他には地方の太陽光案件や医療研究のための案件も出てきています。

ファンド型の中でもかなり活発に募集しており、募集金額も大きめなので積極的に支援案件を増やしていきたい場合はおすすめです。ファンド型ですと株式型と異なり、期限がきたら運用期間が終了するので資金計画がたて安く、その点でも、株式型は抵抗感あるけど、それでも事業者を支援したいという場合はセキュリテを検討してみて下さい。

【セキュリテ】のサイトはこちら

4-6. イークラウド

イークラウドはプロが厳選したベンチャー企業に小口で投資できるサービスです。ベンチャー企業投資を始めたての人にとって小口でお試しでベンチャー投資ができる機会は少ないので貴重なサービスとなっています。

【イークラウド】のサイトはこちら