「CASTER BIZ」についてキャスター広報の勝見様にインタビュー

今回は「リモートワークを当たり前にする」をミッションに掲げてオンライアシスタントサービスの「CASTER BIZ」などを展開する株式会社キャスター(以下、キャスター社)の広報の勝見彩乃様に、サービスを始めた経緯や事業の展望についてインタビューさせて頂きました。

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キャスター社の目指す「リモートワークが当たり前になった世界」

-まずはキャスター社の事業について教えて下さい。

オンラインアシスタントサービス「CASTER BIZ」をはじめ、オンライン派遣事業「在宅派遣」、マイクロアウトソースを後押しする個人向けオンラインアシスタント事業「My Assistant」、リモートワーク組織の構築を支援するコンサルティングサービス「Caster Anywhere」、SNSを使ったカンタン募集サービス「bosyu」、新しい働き方を集めた求人サイト「Reworker」など、働き方を変える人材事業をキャスターグループ全体(キャスター+関連会社のbosyu)で14サービス運営しております。

-キャスター社の創業やこれまでの経緯を教えて下さい 。

「リモートワークを当たり前にする」をミッションに掲げて創業しました。

当社代表取締役の中川が、前職のイー・ガーディアン社で新規事業を担当していた2013年頃、クラウドソーシングビジネスと出会い、可能性を感じたことがきっかけでした。企業側の高いニーズがある一方で、作業を担うクラウドワーカーの報酬が安すぎることに疑問を感じ、働き方を変えても能力や労働に見合った対価を得られる環境をつくりたい、という想いから当社を創業しております。

そのため当社は、働くメンバー全員がリモートワーカーであることを前提に組織を構築し、現在では700名以上が全国41都道府県で勤務しております。また、給与は地方に住んでいるから・リモートワークだから低い、ということはなく、一般的な社員水準の給与をお支払いしております。

-CASTER BIZのサービスを始めた動機や経緯を教えて下さい。

人手不足の問題が、これから深刻化していくからです。

今も採用難が続き、中小企業を中心に人手不足と言われている中で、これから生産年齢人口が減少していくことでさらにこの問題が加速していきます。一方で、地方でなら働くことができる・短時間でなら働くことができるなど、条件を抱えた働き手は社会に数多く存在します。

当社がその双方の間をつなぐことで、企業にマッチした人材リソースを提供しながら、働き手の居住地や勤務形態に左右されず、労働に見合った安定的な対価を提供することができると考え、「CASTER BIZ」をスタートしました。

-CASTER BIZにはどのような特徴があるのか教えて下さい。

秘書・人事・経理・Web運用等の様々な業務を、いつものコミュケーションツールからオンラインアシスタントが素早く対応するサービスです。

顧客とのコミュニケーションを担うフロントスタッフは、「1/100」の採用倍率をくぐり抜けた常勤の従業員です。ChatWorkやSlack等を通じてご依頼いただいた業務に、チームで対応します。自社開発したシステムを活用して、ご依頼内容とマッチするキャスト(業務対応する作業者)を素早くマッチングさせることで、幅広い業務内容に効率的にお応えすることが可能です。

-他の同業のサービスと異なる点を教えて下さい。

これまで中小企業を対象にしたBPOサービスは存在せず、当社が先駆けとしてオンラインアシスタントサービスをスタートしました。

人材リソースを確保するとなると、多くは採用・雇用を考えますが、「人を一人採用するほどではないけど、細々した業務に時間を取られている」「人手が足りないが、なかなか採用できない」といった課題があり、CASTER BIZはスピーディに様々な業務に対応できる点が異なる点となります。

-どのような顧客層を見込んでいるのか教えて下さい。

人材不足にお困りの成長企業です。これまでの導入実績は1000社以上となり、そのうち50名以下の企業が約7割を占めています。

今後の事業展開について

-今後、特に注力していきたいと考えている事業や取り組みについて教えて下さい。

経理業務に特化した「CASTER BIZ Accounting」や採用業務に特化した「CASTER BIZ Recruiting」といった姉妹サービスを展開しており、より専門性の高い業務にも対応しながら事業を拡大していきます。また、2019年11月からリモートワーク組織の構築を支援するコンサルティングサービス「Caster Anywhere」も展開し、これまでの組織運営によって得たノウハウを社外に提供していくことで、リモートワークの普及を目指します。

採用したい人物像について

-今後、キャスター社で特に採用したい人物像を教えて下さい。

当社では社内の業務も社外の方とのコミュニケーションも全てクラウド上で行いますので、PC業務に問題なく対応できること、またそのような働き方の変化に対応できる、変化への強さがある方を採用していきたいです。

直近の取り組みとメッセージ

-最後に、直近の取り組みとメッセージをお願いします。

リモートワークという「見えない」働き方に対する不安や、オンラインで完結する非現実感を解消するために、実際に足を運ぶことができる場として「キャスタースクエア」を日本各地に開設しております。採用面接や面談の他、当社メンバーがワークスペースとして利用できるもので、現在は宮崎県西都市(もともと東京にあった本社を、2019年9月に移転)、宮崎県宮崎市、東京都港区、北海道札幌市の4拠点があります。

また、2019年11月に日本三大秘境の椎葉村と連携してワーケーション体験を開催する取り組みも行なっており、場所を問わずに働けることを発信していきます。

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