証券リサーチセンターのIPO紹介レポートを読んでみよう

上場承認が東京証券取引所からおりると、東証の新規上場会社情報に反映されます。

そこからは機関・個人問わず投資家からの問い合わせやメディアからの問い合わせが企業にはどんどん寄せられ、一方で投資家サイドでも、特に個人投資家だと、公開されるⅠの部を読んだり、WEBなどで分析記事なんかを読んで上場に向けて投資を行うかどうかを検討します。

その個人投資家などに向けての情報発信のため、必ず取材依頼が発行体(IPOする会社)に来るのが証券リサーチセンターです。

上記のリンク先のような形で、常に新規上場の会社の情報をウォッチして、紹介レポートを出しています。

なぜそんなことをするのかというと、そもそも証券リサーチセンターは、アナリストにカバーされていない企業を中心にアナリスト・レポートを作成して、無償で提供するということを目的に事業活動を行っているからです。

IPOの時は例外的に非常に高い注目度を集めますが、一般的にはマザーズぐらいの規模感の会社ですと機関投資家も積極的には投資しないですし、証券会社を始めとしたアナリストも取り扱いません。

なので一般社団法人である証券リサーチセンターが間に入って時価総額の高くない企業を中心にアナリスト・レポートを作成して公表しています。

営利事業ではないので協賛企業がいて、東京証券取引所などの取引所の他、大手証券会社、監査法人などが協賛して成り立っています。

新規上場以外でも、各企業のアナリスト・レポートを「ホリスティック企業リポート」として公表しています。

意外と幅広くカバーされていますし、アップデートレポートなども出ていますのでもし、アナリストにカバーされていない銘柄への投資を検討する場合はこちらを検討材料の一つに加えてみては如何でしょうか。