- ネクストシフトファンドの掲げる社会インパクト投資とは
- 運営会社のネクストシフト株式会社とは
- 投資先の特徴
- 評判・メリット・デメリット
1.ネクストシフトファンドの掲げる社会インパクト投資とは
社会インパクト投資とは、投資や融資を通じて、利益の分配や利息の受け取りに加えて、貧困・環境・地方創生といった社会課題の解決も同時に図ろうとする取り組みです。
アメリカやイギリスを中心に社会インパクト投資が広まり、近年では日本でも大きな市場の広がりを見せています。
2019年3月31日にGlobal Social Impact Investment Steering Group(GSG)国内諮問委員会が、「日本における社会的インパクト投資の現状-2018」で公表した数値によれば、社会的インパクト投資の投資累計残高は2016年の337億円から、2018年には3,440億円と、10倍以上になっています。
2018年にかけて急速に社会的インパクト投資が増えているのは機関投資家の意識の変化に加えて、ネクストシフトファンドなどを含む、クラウドファンディング・ソーシャルレンディング業者でも社会的インパクト投資を手かげて大きく投資残高を増やしている会社が増えてきた旨の分析がなされています。
データ公表元となっている報告書は下記にあります。興味があればご参照下さい。
http://www.siif.or.jp/wp-content/uploads/2019/04/G8-Impact_Investment_2018-2.pdf
2.運営会社のネクストシフト株式会社とは
運営会社のネクストシフト株式会社は2016年10月に設立されたベンチャー企業です。
大きな特徴はやはり本社が鳥取県にある点で、貸金業や金融商品取引業の登録も鳥取県で取っており、株主にも鳥取銀行や山陰放送が名を連ねています。
3.投資先の特徴
ネクストシフトファンドの商品は、ジョージアとカンボジアのマイクロファイナンス会社に対して米ドルで貸付を行い、その利息分を分配するというものです。
マイクロファイナンスを通じて現地で初期投資がなくて仕事に必要な機材などを買えない個人などを間接的に支援できます。
利回りも7%を超えていたりと、最近のソーシャルレンディングの金利としては、比較的高めに設定されています。
4.評判・メリット・デメリット
評判としては、システムが少し不親切な所があるとの指摘があります。
メリットとしてはやはり利回りがしっかり取れる所でしょうか。
デメリットは商品が今の所ジョージアとカンボジアのマイクロファイナンス向けの案件がなく、米ドルで融資で行われることから、貸し倒れ実績は無いものの、一定のリスクは織り込んでおく必要はあると思います。
また、近しい事業領域で先行しているクラウドクレジットで十分といった指摘もあります。
クラウドクレジットのサービスページとはいえ、しっかりとした利回りを確保しつつ、社会にも貢献できるネクストシフトファンドは魅力も今後の可能性も大きいです。特にマイクロファイナンス領域にフォーカスしているのも、社会的インパクトを強く意識しているのを感じます。
こういった背景のネクストシフトファンドですが、出資は事前に会員登録が必要です。
是非、会員登録だけでもしてみて、良い案件があれば投資してみては如何でしょうか。
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