【VTuber】FaceRigで0からゲーム実況の準備をする方法

VTuberがここ数年でかなり一般的な存在になってきており、新たにVTuberを始める方も増え続けています。今回はそんなVTuberを始めるにあたって恐らく一番最初に取り組むである「FaceRig」の設定について解説していきたいと思います。

FaceRigとは

パソコンのWebカメラを使って3Dのキャラクターを操作できるソフトが「FaceRig」です。Webカメラで写した顔の動きなどを3Dのキャラクターの反映してくれるため、VTuberとして配信している方はほぼ使っているといって良いかと思います。

その最大の魅力は価格の安さで、1,480円で購入出来ます。また、STEAMの半額セールもよく行われており、記事の執筆時点である2021年2月14日時点での50%オフで740円となっています。

https://store.steampowered.com/app/274920/FaceRig/?l=japanese

Animaze by FaceRigを使うべきかどうか

なお、一点留意点があり、「FaceRig」は2021年12月31日にサポートが終了する旨が2020年10月に発表されました。今後は次世代版の「Animaze by FaceRig」に移行していく形となります。その中で「Animaze by FaceRig」を使うべきかという相談を受けることもありますが、基本的には足元ではFaceRigを使うのが良いかと思います。Animaze by FaceRigは現時点ではβ版のような状態でバグなども報告され改善中という状態で、使い方に関する情報も非常に限られているので初心者が始めるならFaceRigが良いです。FaceRigユーザーがAnimaze by FaceRigに以降するためにAnimaze by FaceRigを新たに購入する場合は割引も効くのでFaceRig自体も安いですしひとまずはFaceRigを使いましょう。

https://store.steampowered.com/app/1364390/Animaze_by_FaceRig/

VTuberのモデルを用意する

さて、FaceRigを購入してダウンロードが完了したら次に問題になってくるのが3Dモデルです。モデルですが元々イラストやLive2D用のモデリングに精通していない限りは外部の方に依頼するのが現実的に良いかと思います。

ココナラでイラストとLive2Dモデリングを依頼する

VTuberのモデリングなどの依頼を行うので最も一般的なサービスは「ココナラ」だと思います。著者も最初はイラストの制作とそのイラストのLive2Dモデリングをココナラでお願いしたことがあります。

ココナラの該当サイトはこちら

Vtuberの制作需要が非常に多いようで、ココナラはオンラインで主に個人の方に業務を依頼するマーケット形式のサービスですが、VTuberに関する依頼が出来ることが公式のバナーでも言及されていて、実際にココナラで「VTuber」と入力してサービスの出品を見ると、VTuberのためのイラストとモデリングを中心に非常に多くの方がサービスの出品をしています。

ココナラでは、まず、VTuberの立ち絵イラストを依頼して作成してもらい、それをLive2D用モデリングしてもらいます。
著者が実際にお願いした際には、立ち絵イラストとLive2D用モデリングでそれぞれ約3万円程度で作ってもらいました。
所要期間は立ち絵イラストのほうが時間がかかって約1ヵ月、Live2D用モデリングで約2週間でした。

https://coconala.com/

VTuber関係のイラストやモデリングに関する受注者の登録だとココナラがやはり圧倒的に多いのでまずは覗いてみて依頼できそうな人がいるのか見てみると良いと思います。

完成済のオリジナルVTuberモデルをnizimaで購入する

ココナラでオリジナルの皆様が考えたデザイン案をもとに作ってもらう他に、元々多くのデザインがあげられているマーケット形式のサービスサイトから気に入ったデザインのイラストやモデリングを選択して購入出来るのが「nizima」です。

ココナラなどでオリジナルのデザインを考えて発注して作ってもらう場合、値段によってどの程度のクオリティーをお願い出来るかが大きく変わってきます。特に低価格でお願いしたい場合は納期がかなり長くなったり、思ったような感じのイラストやモデリングにならないこともあります。そういったリスクを回避したり時間を短縮する意味で、著者は最近はあまり予算をかけない場合にはLive2Dのモデリング済のデザインをnizimaで購入して使っております。

nizimaの該当のサービスサイトはこちらから

公式のバナーでも記載されていますが、VTuberのモデルを購入したり、オーダーもすることが可能です。

nizimaの強みは株式会社Live2Dによって運営されていて、nizimaではLive2D用にモデリングされたデザインを実際に動かしてみてどのような動きをするのかも確認することが出来ます。

著者の場合はLive2Dでモデリング済のデザインをnizimaで探して、予算感との兼ね合いを見ながら、モデルを実際に動かしてみて今は基本的にはVTuberのモデルを用意しています。

PC版FaceRigを設定する

FaceRigを立ち上げたら「Launch」を押して起動します。

カメラ内蔵のノートパソコンなどであればそれだけでFaceRigでキャラクターを動かせるので最初は色々と顔を動かしてみると楽しいです。

UIの設定を行う

まず、グレーで覆っている配信者の撮影画面を閉じます。これは写したほうがやりやすい方はそのままでも大丈夫です。

次に右上の「UI+」を押してアドバンスUIを開きます。ベーシックのUIでも配信は出来ますがアドバンスUIで操作する必要のある場面が多いので出しておきましょう。

アドバンスUIを開いたら右側に新たにツール一覧が表示されるので、その中から歯車マークを選択して日本語化します。

FaceRigを日本語化する

そうすると「Language」タブから言語を選択出来るので「English」から「日本語」を選択して「Apply」ボタンを押しましょう。

すると自動で立ち上がって日本語表示になります。

FaceRigのロゴを隠す

次にVTuber活動をするなら左下のFaceRigのロゴを隠すのが一般的だと思いますので、また歯車のボタンから「一般」タブを選択し、「ロゴを隠す」からFaceRigのロゴを隠すようにしましょう。

ライブ配信設定をする

左上から発信しているマークを押して、「ブロードキャストに切り替え」をONにします。

ライブ配信するための設定ですが、ゲームプレイ時の録画やDiscordやZoomなど、ビデオ通話でアバターを使って会話する際にもONにするので忘れないようにしましょう。

FaceRigの初期で入っているアバターを選ぶ

まずは初期でFaceRigに入っているアバターの中からお気に入りのものを選びましょう。

右のアドバンスUIの人のマークから「アバター」を選択するとアバターを変えることが出来ます。

他にはアバターごとに「カスタム」タブから目の色などの各種設定を変えることが出来ます。

背景の選択・透過

次にゲーム配信などを行う上で重要な背景や透過に関する設定をみていきます。

アドバンスUIで人のマークのアバター設定の下の「環境」を選択します。

ゲーム実況などの配信でプレイ動画の上にアバターを重ねて使う際にはグリーンバックにしておきましょう。後でVTuberのモデルの背景は透明してクロマキー合成するためです。ギャラリーから背景グリーンスクリーンを選べます。

顔バレ防止のための設定を行う

ゲーム実況や雑談配信などのライブ配信でカメラの動画が表示されて顔バレするような事態はVTuberでは特に避けたいところです。

FaceRigで顔バレ防止の為の設定を事前に行っておくようにしましょう。アドバンスUIの「設定」から「一般」タブから「放送中のウェブカムフィードを非表示にする」が有効になっていることを確認します。

必ず配信前に有効にしておきましょう。

これでFaceRigの設定は完了です。後はライブ配信のためのOBSなどを準備してVTuberライフを開始しましょう。