スマートレンドが「maneo」から「クラウドバンク」に乗り換え

「スマートレンド」を運営するSmart Lend株式会社のグループのFinance One Limitedと、クラウドバンクを運営する「日本クラウド証券」が業務提携を開始しました。

以下がクラウド証券のリリースです。

日本クラウド証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 橋村純)は、当社が募集の取り扱いを行う「クラウドバンク」を通じ、香港における日系消費者金融業者であるFinance One Limited(以下、「FO社」といいます。)と提携することを決定しましたのでお知らせいたします。

FO社は、Smart Lend株式会社(2016年4月より融資型クラウドファンディングサービス「スマートレンド」を運営)を傘下に置く金融グループに属しており、香港における小口金融業者として専門性の高い金融サービスを展開しております。同事業においては最終資金需要者が小口分散されており、一定数の最終資金需要者において未回収が発生しても、全体の元本保全・収益に大きな影響を受けることない特長を有しております。

このような特長の認められる事業を展開するFO社と「クラウドバンク」が連携することで、「クラウドバンク」における新たなジャンルのファンドの取り扱い、関連する新たな金融サービスの提供等、幅広い可能性を模索していく予定です。

※なお、過去にSmart Lend株式会社が、「スマートレンド」を通じFO社を融資先とするファンドの募集、運営を行った経緯もございますが、当該ファンド等について直接的に当社が関与するものではなく、当社がSmart Lend株式会社を営業者とするファンド等の募集の取り扱いを行う予定はございません。


クラウドクレジットリリースより(https://crowdbank.jp/news/20190829_001.html)

背景として、一連のmaneoファミリーの不祥事や問題の発覚後、プラットフォームのmaneo側の問題によって、問題の起きていなかった会社も商品の募集が出来なくなっていたことがあります。

というのもmaneoのプラットフォームに乗っかっている会社は、金融商品取引業者ではなく、第二種金融商品取引業者であるmaneoに募集・媒介業務を依存しているからです。

スマートレンドは融資や保証をつける金額を小口分散させることで、リスク分散をし、貸倒が生じても元本への影響を限定的に抑え、過去に90億円のローン成立額となっておりますが、元本毀損は0件で、既に72億円の分配実績があります。

募集額も1,000万円程度のものが多く、大きくても5,000万円、またローンの期間は半年から1年半と、小口且つ短期のローンでリスクも抑えた案件を取り扱っております。

こういった真面目に行っていた業者も案件の募集・媒介のプラットフォームであるmaneoの方が行政処分を受けた影響で止まってしまっていたことを考えると、クラウドバンクを通じて案件の募集が行えるようになるのは望ましいです。

maneoプラットフォームで募集を行っていた複数の業者では深刻な不祥事を含む問題が続々出ていましたが関係の無い業者もいますので。

クラウドバンクは現在はSBIソーシャルレンディングと並んで国内でトップクラスの募集額を誇るプラットフォームとなっているため、こういった業者の案件を取り扱っても募集は十分に行えると思われ、とても良い取り組みだと思います。

クラウドバンクについてはこちらもご参照下さい【クラウドバンクのページ】