資産の勘定残高一覧表の作成手順、テンプレート

税務申告の際に必要となるのは勿論のこと、特に資金調達の際には銀行などの金融機関やVCなどはほぼ間違いなく詳細な勘定残高一覧表を求めてきます。申告書用のものだけでは情報量として不十分なことも多く、また税務申告にも役立つことから、しっかりとした勘定残高一覧表を作っておくオペレーションを定着させておくことが大事です。今回は資産サイドの勘定残高一覧表のテンプレートを上げさせて貰いました。 負債サイドについては下記のURLの方に記載していますのでそちらをご確認下さい。

■現金及び預金

現金及び預金については、金融機関名や口座の種類といった情報を記載します。小口現金もある場合は記載します。著者は期末の残高証憑書類(通帳の写しなど)をPDFで全て保管して税理士や監査法人にも共有ドライブで見れるようにする運用をしているのでファイル名の証憑番号も一緒に記載して作っています。

■その他の流動資産(売掛金・貯蔵品・前払費用・未収収益・仮払金など)


例としてキャプチャで売掛金を出しております。著者は伝票番号と同じファイル名で証憑ファイルを共有ドライブに全てPDFで入れて税理士や監査法人にも共有しているので証憑番号を入れています。また、売掛金は特に貸倒引当金の問題もあるので適宜データを更新して、回収日を追記するようにしています。

■固定資産(建物・一括償却資産・差入保証金・長期前払費用など)

固定資産については減価償却があるものについては取得額・減価償却累計額の両方を必要なので、純額も含めて全て分かるようにシートを作っています。

■エクセルでのテンプレートファイル

エクセルにて上記のテンプレートとしてのファイルをのせております。それぞれ会社の実態などに合うように加工して利用できると良いかと思います。