【2020年最新】クラウドバンクを元クラファン運営責任者が徹底解説(メリット・デメリット・評判)

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クラウドバンク(Crowd Bank)の掲げる「待つだけ投資」とは

クラウドバンクでは「待つだけ投資」というコンセプトのもと、クラウドファンディング・ソーシャルレンディングのサービスを運営しています。

クラウドバンクでは太陽光発電・中小企業への貸付、米ドル建てでの米国不動産といった様々な案件に対する貸付を基にファンドを組成しており、豊富な募集案件があります。

クラウドバンクでは下記のような案件提供状況となっており、2019年8月時点で応募総額は600億円を超えており、また実績の平均利回りは6.99%、融資元本100%となっており、投資商品として魅力的な状況となっております。

こういった案件に1口1万円から投資を始められることがクラウドバンクの大きなメリットです。

詳細はクラウドバンクの公式HPをご参照下さい

運営会社の日本クラウド証券株式会社とは

クラウドバンク(Crowd Bank)を運営している日本クラウド証券株式会社は下記のようになっております。

  • 設立日: 1997年7月7日
  • 本店所在地: 東京都港区六本木七丁目15番7号
  • 資本金:1億円

設立日がなぜこんなに前なのかというと日本クラウド証券は元々はディー・ブレイン証券として設立され、グリーンシート銘柄を扱う会社でした。

グリーンシート銘柄とは、非上場の株式だが、店頭取扱銘柄として売買できる株式で、現在は株式型のクラウドファンディングなども出てきていることから、2018年に廃止されています。

その旧ディー・ブレイン証券(その当時の商号はみどり証券株式会社)がその後、投資型クラウドファンディングを始める目的で2013年にTOBされ、今の日本クラウド証券となってクラウドバンクのサービスが提供されています。

既存の証券会社(第一種金融商品取引業者)がクラウドファンディングやソーシャルレンディングのサービスを展開している例としては、他には代表的なものとしてはSAMURAI証券(旧AIP証券)などもあります。

SAMURAI証券会社が運営するクラウドファンディングのSAMURAI

証券会社の場合、一般的にソーシャルレンディングを手掛ける第二種金融商品取引業者と比較して規制が厳しかったり資本金が厚いことが多いのでその点での信頼性は高まります。

クラウドバンクの2回の行政処分について(サービスの安全性)

クラウドバンクを運営するクラウド証券は2015年と2017年に行政処分を受けています。

旧証券会社を買収して2013年の12月からクラウドバンクのサービスを始め、内部統制などの体制がしっかりしていない中での顧客資産の管理や報告体制、広告表示の適切性などが行政処分の要因となっております。

投資案件自体は今の所貸し倒れも発生しておらず、現時点ではリスクも限定的で、貸付先での不正利用などが報告もされている訳では無いので著者としては投資しやすく利回りも比較的高い優良なサービスだと思っておりますが、気になる方はご確認頂くのがよりリスクヘッジには有効だと思います。

クラウド証券の2回の行政指導に関しての解説は下記の記事に記載しておりますので併せてご参照下さい。

行政指導に関する記事はこちらから

投資先の特徴

投資先の特徴としては所謂ソーシャルレンディングと呼ばれる貸付型と、匿名組合形式での事業型が両方提供されている中で、太陽光や中小企業、米国不動産といった多彩な案件が提供されており、それぞれの好みの案件に選んで投資できるようになっています。

評判・メリット・デメリット

クラウドバンクの評判としては総じて良く、やはりメリットとしても挙げられる約7%の利回りや貸倒実績のなさが安定感に繋がっていると思います。

一方でデメリットとしては、行政処分以降は改善が行われていっている筈ですが、2013年12月からのサービス開始以降、2015年と2017年に立て続けに行政処分が受けており(一般的に金融庁検査は2年毎に行われる)、内部統制や内部管理体制面では過去に指導を受けているというのはリスク要因の一つといえると思います。

上記を踏まえて、総合して見ると行政処分などの逆風要因はありましたが、その一方で継続的に良案件を出し続けて投資家からの支持を受け、現在は業界の中でも最大手の一角となっているクラウドバンクは、少なくとも少額から投資してみたり、会員登録をしておいて出資したい案件が出てきた時には出資できるようにしておく価値はあると思います。

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